おこメモ

おこめのポケモンメモ

スカーフバンギラス軸Ver.2

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シーズン17お疲れ様でした。今期は上の画像の6体でレート2209/最終22位まで上げることができました。実は前期もこの並びを使ってたんですが、その時は目標とするレートに届かなかったことや改善点を幾つか見つけていたこともあって公開せずに暖めておきました。その分いつもより文字数が多くなってしまいましたが、最後まで目を通してもらえると嬉しいです。

おおまかなコンセプトとして、スカーフバンギラスを軸に個々の対応範囲が広い6体で固めて相手を詰ませることを意識しつつ、昨今よく見られる"対面+積み"のような2つの要素を含ませた構築のように、受けループという"特殊戦術"とバンギラス,フシギバナ,ヤドキング等の"対面"性能を兼ね備えた構築になっています。

※個人的に構築単位でTODや詰ませという勝ち筋を視野に入れた受けループは通常の"サイクル"とは違う"特殊戦術"だと考えています。まあ分類とかどうでもいいですけどね。

 

【個別紹介】

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バンギラス@こだわりスカーフ
ようき/すなおこし
努力値:0-252-28-×-0-228
実数値:175-186-134-×-120-121
技構成:ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/冷凍パンチ

構築の出発点。刺さっていない環境が無かったくらい刺さっていたポケモン。上から落とせる相手(メガ前ゲンガー,ボルトロス等)を積極的に落とし、数的有利を取ることで結果的に受けが楽になるという潰し枠としての役割と、サイクルを回して一貫性を作って抜いていくエースとしての役割を持つ。これについてはスカーフガブリアスの立ち回りを想像してもらえると分かり易いかと思うが、並び的にその立ち回りが警戒されないのも強みである。今回はSをメガルカリオ抜きまで削りBに振ることでメガガルーラグロウパンチを耐える可能性が生まれたため、ガルーラ対面で居座る選択肢も取れるようになった。冷凍パンチの枠は追い討ちか地震と選択で、追い討ちはメガゲンガーで崩しにくる相手との再戦に刺さり、地震クチートへの有効打になる。強いポケモンとはいえ拘り持ちが故に強気な立ち回りが強いられることが多く、例えばマンムー対面なら地割れか氷柱針しか飛んでこないので噛み砕く安定(←???)だが、他の不利対面でも居座って噛み砕くを押せば裏からゲンガーが出てきてなんとかなったこともあったのでポケモンって難しいですね。

 

 

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エアームド@ゴツゴツメット
わんぱく/がんじょう
努力値:252-0-252-×-4-0
実数値:172-100-211-×-91-90
技構成:ブレイブバード/アイアンヘッド/鉄壁/羽休め

今期強かったポケモン。役割は物理受けと鉄壁による詰ませ。B特化することによって腹太鼓マリルリを見れるようになるので、4枠選出(4匹出さないと相手の6体に対処できない、つまり相手の選出を決め打たないといけない状況) の解消に繋がった。メガサーナイト,ニンフィアに対する不安が残るが、Dに振ったところで前者は確実に見れる相手ではないし後者は見れないわけでもないので、役割対象の物理アタッカーへの安定感も高いこの配分にして正解だった。居座ってくるクチート,ハッサム,物理ルカリオやその他受け出してくる相手に毒々が腐る場面があったので代わりにブレイブバードを採用。ウルガモスに合わせて無償突破できたり、絶妙なダメージソースになったりして面白かった。毒々を抜いたことで削り速度が遅くなってしまい、急所の試行回数が増えたりクレセリアが突破できなかったりもしたが、そのような状況に陥ったのは数戦だけだったので運が良かった。この変更によってバンギラスエアームドウルガモスを対面から突破できるようになり、選出の自由度が高まった。

選出の自由度が高まるということがどういうことかというと、例えばf:id:okomemousse:20160907190341p:imagef:id:okomemousse:20160907190349p:imagef:id:okomemousse:20160907190541p:imagef:id:okomemousse:20160907190547p:imagef:id:okomemousse:20160907190551p:imagef:id:okomemousse:20160907190554p:imageのような並びとの対戦で選出を強制されるのがf:id:okomemousse:20160907190629p:imagef:id:okomemousse:20160907190644p:imageの2体のみなので、相手視点からはこちらの選出を断定しにくく、再戦時にも(あと1体を自由に変えられるので)少し余裕ができるという利点があることである。ピンと来ないかもしれないがこの余裕は非常に大きい。

 

 

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ラッキー@しんかのきせき
ずぶとい/しぜんかいふく
努力値:252-×-252-×-4-0
実数値:357-×-62-×-126-70
技構成:地球投げ/電磁波/スキルスワップ/卵産み

えげつない特防をしているのに半端な火力の物理も受けることができ、状態異常耐性まである最強の特殊受け。エアームドでは受けられない両刀ボーマンダや両刀ガルーラを意識したHBぷっぱに加えて、相手のゲンガーに不利対面を作られた際に(挑発持ち以外のゲンガーに)ある程度安定した引き先になれる電磁波+スキスワで採用した。知らない人が多いかもしれないが電磁波には相手を動けなくするだけでなく相手の素早さを下げる効果もあるため、中途半端なSのバンギラスの補助や積んでくる相手への対抗策としてとても役に立った。スキスワは腐る場面が多いだけでなく自然回復を渡してしまうことで状況が悪くなることもあったが、スキン持ちの火力削ぎやグライオン対策が出来なくなってしまうので変えられなかった。役割対象の内の1体であるウルガモスに虫の知らせや炎の舞を絡めて突破されることがあってからはバンギラス,エアームドや後述のヤドキングで対処することが多くなり、その分選出率が少し控えめになった印象。

 

 

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グライオン@どくどくだま
ようき/ポイズンヒール
努力値:228-4-4-×-68-204
実数値:179-116-146-×-104-155
技構成:地震/毒々/身代わり/守る

TODマシン。役割対象はほぼ全ての遅いポケモン、特にヘラクロス,グロ秘密ガルーラ,ギルガルド,ヒードラン等。ハサミギロチンは構築の欠陥を強引にカバーするための甘えた技だと考えているので、ハサミギロチンを当てる前提のグライオンを除いた中で最も強いこの配分と技構成で採用。今回の構築はハサミギロチンを抜いた受けループを組むことを目標としたものでもある。

 

 

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フシギバナ@フシギバナイト
ひかえめ/しんりょく→あついしぼう
努力値:252-×-0-248-0-8
実数値:187-×-103-166-120-101(メガ前)
実数値:187-×-143-190-140-101(メガ後)
技構成:草結び/ヘドロ爆弾/目覚めるパワー炎/光合成

唯一のメガ枠。HCに振り切り技範囲を広げたアタッカー。役割対象である水,電気などの相手以外に対する腐りっぷりが半端ではなく、バンギラスの砂起こしとのアンチシナジーもあって見事この構築のお荷物と化した。しかしグライオンにハサミギロチンが無いことでTODを仕掛けないといけないスイクン,ナットレイ,ハッサムを突破するためには(個体数が多いのにいちいちTODするのが面倒臭いので)必要な枠だった。草結びはスイクン等へのダメージ量とPPが多いことが強みだが、接触技なので無駄なスリップダメージを受けてしまうのが残念。

 

 

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ヤドキング@とつげきチョッキ
ひかえめ/さいせいりょく
努力値:244-×-0-252-12-0
実数値:201-×-100-167-132-50
技構成:波乗り/サイコショック/大文字/冷凍ビーム

この構築のアイドル的存在だがネタではない。強過ぎるといっても過言ではないポケモン。C190メガゲンガーのシャドボ2耐えするほどの半端ないDを活かしてあらゆる特殊アタッカーと殴り合うのが仕事で、正直対応範囲が広過ぎて明確な役割対象が分からない。面倒臭いサイクルに対しては一度有利対面を作って対面のポケモンに刺さる技を撃っているだけで勝手にサイクルが崩壊していく。バンギラスがメガ後のゲンガーに対して弱いので、コイツの特殊耐久とサイコショックでCSメガゲンガー確1という丁度いい火力には度々助けられた。その反面Bはかなり薄く、メガバシャーモの特化飛び膝蹴りをかろうじて2耐えできる程度しかない。つまり叩き持ちが普通に受からないので、バシャーモに3タテを食らった対戦も多かった。以前までこの枠には同じ技構成と配分のヤドランが入っていたが、ウルガモスに起点にされるのが嫌だったので、同様の役割を持てて対面からウルガモスに起点にされないヤドキングを採用した(1舞さざめきを耐えて波乗り2発で落とせる)。うまく文字で説明できないので参考程度にヤドキングの活躍したBVを。受けループとは異なる立ち回りだが、相手が空回りして面白いように崩れていくのが分かる。[MPUW-WWWW-WW4S-B2ZK] [T3AW-WWWW-WW4S-9M8U]

 

 

選出は バンギラス+エアームド+ヤドキングorフシギバナ か ラッキー+グライオン+何か のパターンが多かった。選出率はバンギラスがぶっちぎりで高く、他は同じくらい。

 

 

【おわりに】

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ここまで読んで頂きありがとうございました。ORAS最後のシーズンに2200という大台に乗せることができて本当に嬉しいです。PGLのそうそうたる顔ぶれの中に自分のTNが混ざっているのが今でも信じられませんが、練りに練った構築だったので報われて良かったです。コイツはどう処理してたの?とかの質問があれば@で答えるので、気になるところがあれば遠慮なく聞いてください。

こうして結果を残せたのは、ひとえにフォロワーの方々の力添えがあったからだと思います。僕が受けループを使い始めるきっかけになった人、(一方的に)参考にさせていただいたルーパーの方々、画面共有を通してお互いに上を目指し合った人、どれかが欠けていてはここまで来れませんでした。本当にありがとうございます。ポケモンを辞める気は無いので、参戦は遅くなりそうですがサンムーンでもよろしくお願いします。

 

 追記:構築が組み上がるまでの経緯を詳しく書きました→スカバン軸ができるまで - おこメモ